しかし、時代が変わるにつれて、砂糖を取り巻く価値観も変化しています。健康志向の高まりにより、「甘さ」がこれまでとは違う意味をもつようになりました。「砂糖=健康に悪い」「太る」といったイメージが広まり、市場ではシュガーレス商品が次々に登場。けれど、私たちは日々の中で、ほっとしたり、誰かを想ったりするとき、やっぱり“甘い時間”に出会っています。疲れたときに食べる甘いものが心をやわらげたり、誰かにお菓子を贈ることで関係が少しあたたまったり。
このプロジェクトでは、「甘さとは何か?」という問いを出発点に、“甘い”という言葉の本質を多角的に掘り下げます。甘さの価値って何?どんなときに人は“甘い”と感じるのだろう?味覚としての甘さだけでなく、感情や関係性、時間の中にある甘さを見つめ直し、その価値をデザインしていきます。たとえばそれは、贈りものの提案かもしれませんし、甘さをテーマにした空間や体験のデザインかもしれません。砂糖傳増尾商店が長い年月をかけて育んできた“甘さ”の文化にふれながら、これからの時代における“甘い”のあり方をともに描いてみませんか?
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