PROJECT 1

株式会社コンフィーステイ
代表取締役　金児 崇行さん

人々を魅了するコンテンツを持つ国際文化都市、奈良。

日中は奈良公園を中心に観光客で賑わっており、市内を走るバス、駅周辺の商店街は、人で溢れています。国内外から奈良の魅力を知った多くの方々が訪れています。

一方、気になるのは奈良に宿泊する旅行客の割合。それが全体の1割程度なのはご存知でしょうか？　大阪や京都といった大都市から1時間以内でのアクセス。その利便性を活かし、観光客の多くは日帰りで奈良を楽しんで帰られます。近年、宿泊施設の増加や各種取り組みの効果もあり、宿泊者の割合は14％程度まで増加していますが、まだまだ伸びしろがある分野です。今よりももっと、奈良に宿をとる人を増やすためには、どんなことが考えられるでしょうか？

株式会社コンフィーステイは「住むように暮らす」をコンセプトに、奈良で18箇所の宿泊施設を運営しています。皆さんとご一緒する「ならわい for students 」、探求するお題は「観光に訪れた人が泊まりたくなるまちを考える」。

代表である金児さんは、将来的に若草山のロープウェイや平城宮跡に一大レジャー施設等、奈良を訪れる人が楽しい時間を過ごせる目玉となる拠点をつくりたい、と話します。宿泊施設という枠組みにはとらわれず、国内外から訪れる方々が、泊まりたい！長く滞在したい！と思えるような仕掛けを考えてみてください。奈良には寺社仏閣がたくさんあるものの、今回はそこには頼らず新しい魅力を創造する機会にしてほしいと考えています。もっと面白い奈良、ずっと面白い奈良を一緒につくりましょう。